- トップページ
- 耕運機の使い方
耕運機の使い方
ご利用の前に
操作方法をきちんと把握しておきましょう
耕運機は乗用タイプのもの、手押しタイプのものがあります。耕運機の大きさやタイプによってもその使い方や性能など大きく異なります。耕運機のメーカーによっても使い方は異なります。アクセルやレバーなど、左右どちらに回すかなど異なりますので、使用する耕運機の取扱説明書を確認する、もしくは、持ち主や経験者と作業を行い、基本的な操作方法については把握したうえで作業しましょう。使用方法についての不明な点は、メーカーに問い合わせするなどして確認することをオススメします。
貸し農園の場合は、農作業で使用する道具が揃っているところがほとんどですので、自分で揃えなくても、必要なものは貸してもらえます。作物の種や苗までも 貸し農園の中に含まれているところもありますので、何も準備していなくてもすぐに作業を始めることが出来ます。ただし、田舎の広い貸し農園を借りた場合 は、休憩所や水汲み場があるだけでの状態のところが多いようです。このような場合は、簡単な耕運機があると作業がはかどります。めったに使わないなと考えるのでしたら、貸し農園を利用している人同士共同で購入し、順番に使用したり、レンタル耕運機を利用したりすることもいいかもしれません。
ご利用準備
作業の時の服装にも十分気をつけましょう
耕運機を使用するときは、必ず長いズボンを着用し、上着も体に張り付いたようなものを使用します。首にタオルを掛けたり、エプロンを着用したまま耕運機を 使用したり、だぼだぼの服装で使用することは必ず避けます。思いがけない事故につながるあそれがあるからです。注意しましょう。
作業のポイント
家庭菜園での耕運機の利用について
- 除草してから耕運機を使用する、丈の長い雑草が生えていると耕うん作業を行いにくいので、あらかじめ除草をしておきます。除草をすることによって、楽に作業に散るかかることが出来ます。
- 隅から耕運機をスタートさせます。耕したい土地の隅に耕運機を置いて。隅から耕運機をスタートさせることで、満遍なく耕すことが出来ます。
耕運機を隅に置いたら、その場所から真っ直ぐに進めます。端まで着たらUターン、それを繰り返し行うことで全体を耕します。 - 作業中もスピード調節しながら、土の耕し具合を見ながら速度を速めたり、緩めたりすることが必要なのです。雨が降った翌日などは、水分を含み土壌が緩んでいますので、1回で簡単に耕すことが出来ます。しかし、硬い土壌は1回耕運機で作業を行っただけでは、きちんと耕すことが出来ていないことがあります。固い土壌では2回・3回と繰り返し行うことが必要になってきます。手元のハンドルでスピードを調節しながら耕うん作業を行い、まんべんなく、柔らかな土壌にしていきます。
作業上の注意点
安全に作業を進めるうえで気をつけたいポイント
- 傾斜地での作業は、落下や転倒などによる事故の恐れがあります。十分な安全確認を。
畑への出入り、溝、畦の横断、軟弱地の通過などは、エンジン回転を下げ、低速で真っ直ぐに。
エンジンが掛かっているときは、絶対に手や足を耕うん爪に近付けないで下さい。
作業中に異常を感じたら、必ずエンジンを停止させてから点検を行ってください。
耕運機で畝たて作り
耕運機を使ってきれいな畝たて作りのポイント。野菜を植える為、畝を作る作業です。アタッチメントを使うこと、耕うん作業と同時に畝を作ることができます。
- 畝たてをする前には、きちんと耕うん作業を行っておきます。きちんと耕せていない部分や、深さがまちまちだと、耕運機がスムーズに進むことが出来ず、きれいな埋め立てを作ることが出来ません。ベース作りはとても重要です。
- 作物に応じた畝幅を確認します。作る作物によって成長は異なりますので、畝幅も違ってきます。自分の作る作物の畝幅を確認し、あらかじめ配置を決めるこ とが大切です。そのためには畝方向にロープをはり、その上を歩き足跡をつけます。足跡の上を沿って、耕運機で作業を行っていけば真っ直ぐした、きれいな畝 を作ることが出来ます。
- 耕運機を往復させて1つの畝を作ります。きれいな畝たてを作るためには耕運機を往復させるときの間隔が大切になります。耕運機を往復させることで1つの畝が出来るからです。間隔が狭すぎるととがった形の畝になりますし、反対に間隔が広すぎると中央部分に土が盛らないため、土が足らない畝になってしまいます。
中耕作業・培土のポイント
中耕作業を行う目的は畝たて間の除草、また作物が育っていく途中で、株の周りの土を反転させることで、土地の中に空気を混ぜたり、肥料を混ぜ たりすることが出来ます。中耕作業を行うことによって、土壌の通気性を高め、排水性の改善なども行うことが出来ます。作物の成長を活性化させるためにも大切な作業となっています。
- あらかじめ除草しておきます。丈の長い草が生えている場合は、あらかじめ手で抜いておきます。丈の長い草が耕運機に絡まり、作業ペースを乱すことになるので、除草をしておきます。
- 畝たての間を軽く耕します。作物が生長し手着ていますので、その根や葉を傷つけないように耕運機で浅く耕していきます。畝たてから次の畝たてへと移動する際には、エンジンの回転を下げ、畝や作物を傷つけないように注意します。
- 中耕作業とともに培土ができる耕運機もあります。その場合は、作業に適した付属のアタッチメントを取り付けます。機械を組み合わせて使用を行うことで、より快適に作業を行うことが出来ます。
健康な土を作るポイント
趣味の農作業、週末だけの農作業でも、一手間かけることで健康な良い土壌を作ることが出来ます。多くの化学肥料を使用しなくても有機堆肥を使用することで、土が肥えていき、おいしい野菜を作ることも可能になります。では、土壌改良のポイントを見ていきます。
- 石灰の散布・・・日本の土壌は主に酸性が多いようです。野菜にとって一番適する土壌は中性から微酸性です。石灰をまくことで中性から微酸性に変えることが出来ますし、害虫の駆除効果もあります。
- 有機堆肥を使う・・・化学肥料ばかりに頼ってしまうと、弱い土壌になってしまいます。化学肥料は最低限に抑え、有機堆肥を使うことを心がけます。
- 天地返しを行う・・・年に1回30センチほどスコップで掘り起こし、地中のものを地表に出します。菜園の表層部分と深層部分を入れ変えることを天地返しといいます。耕運機で行えば簡単にまた、スピーディーに作業を行うことが出来ます。
植物にとって最適といわれている土壌は「土:水:空気」が「50:25:25」といわれています。水と空気が程よくある土壌にするためには、水はけ水もちが良くなければならないのです。